中国では一人っ子政策の為、一般家庭では子供が一人しかいなくて「小皇帝」と言われ大切に育てられています。
子供に対する関心と期待も並々ならぬものがあり、そんなに裕福な家庭でなくても教育熱心な家では子供に楽器を習わせたり、週に何度か家庭教師をつける事も珍しくありません。

 中国の学校では宿題が山のように出されます。子供たちは毎日それをふうふう言いながらこなします。学校の授業も一定期間に出来るだけたくさんの知識を与えようと、詰め込み教育でどんどん進めます。中国の学校は完全に競争社会で、出来る生徒は飛び級によって階段を駆け上がるように次々と上の学年に上がれるし、出来ない生徒は落ちこぼれてゆきます。
ただし、中国でも学歴は大切ですが成功する為の必須条件ではありません。必要な事は自分で勝手に学習し習得すべきもので、しなかったら自分が困るだけ。そして学校の成績が悪い事が将来に大きく影響するとは考えません。

 しかし、この英才教育熱は都市を中心にしたその周辺部の話で、農村になると事情が変わり、こちらでの大きな問題は子供が学校に来ない事です。農家では子供も貴重な働き手の一人となるので、親を説得して子供を学校に来させるのが先生にとって大切な仕事となってます。
これは高校への進学率一つとっても顕著で農村では10%程度なのに北京市内の大学が集中する海淀区では80%を超えます。
その6 どうして焼餃子がメニューにないの?
その5 中国には中国人がいない?
その4 華僑の商法に関係することわざ集
その3 海外に居住する中国人=華僑
その2 菜 単
その1 食 補